206号室の秘密

【テツオ】
高速道路インターチェンジ近くの古びたカーホテル
運送会社の建物が立ち並ぶ中にそのホテルはポツンと建っています
私が愛用している206号室は横の運送会社の窓に隣り合わせていて
一部のマニアには“知る人ぞ知る“人気の部屋です

部屋に入ると私はコートをハンガーに掛けながら
久美子にシルバーグレイのパンツスーツを脱ぐように命じます
拘束衣だけの姿になった久美子は床に四つん這いになり
私からの点検を受けるのが彼女に課したプレイ前のルール
私は軍隊の鬼上官のように、拘束着が規定通りに正しく着用されているか
便や体液などで大切な拘束着を汚していないかを厳しく点検していきます
「久美ちゃん！これはなに！」
尿道口辺りに付いた汚れ染みを見つけられた久美子はビクッとして身を固めます
「テツ君、ごめんなさい。今日は急いできたから」
「久美ちゃんは言い訳をしない！」
スリッパを使って力いっぱい尻を打擲して久美子に罰を与えます

私をはじめ世の中が普通に仕事や勉強などをしている中で
久美子ひとりだけが非日常の変態プレイをしている…
男の目の前で裸になるよう命じられしかも四つん這いにされ
不条理な検査を受ける恥ずかしさと屈辱にまみれる久美子の顔
スリッパで尻をぶたれる苦悶の表情と久美子の嗚咽…
私はこのプレイがいち番好きでした

【久美子】
お尻のヒリヒリと痺れるような痛みを感じながら
テツ君にリードをひかれ四つん這いで後ろをついていく
浴室につくと正座をするように命じられた
タイルの冷たさが私の体温を一度に奪っていく
寒さで身体の震えが止まらない

ゴムベルトで身体が締め上げられていく
鏡に写った私は醜いほど肉が絞り出されていて…
思わず目を背けてしまう。

「テツ君、コレ、キツ過ぎる…それに凄く寒いの」
「じゃ、シャワーを浴びようか」
「え？」
シャワーの水栓が開けられノズルから湯気が立ち上る
「そら！」
年下の男に頭からシャワーを浴びせられる惨めさ
“弟のように可愛がってきたテツ君”
彼とのいろいろな思い出が頭の中をぐるぐると巡る


セットした髪が乱れ化粧がくずれていく
シャワーのお湯の勢いでメガネがずり落ちる
容赦なく熱い湯が全身に降り注がれるが
身体の震えがやっと収まりかけた頃シャワーが止められた
しかしその数分後にさらなる寒さが襲ってきた
鳥肌がたつのを待っていたように再びシャワーが襲ってくる
「ぐふっぐふっ」
身体がようやく温まり始めたころにシャワーが止められる
全身が凍り付くような寒さと苦しさに呼吸が粗くなる

「ちょっと熱くなってきたな。空気を入れ替えようか」
「テツ君、ダメ！窓を開けたら声が隣の会社の人たちに…」
「大丈夫。久美ちゃんが変な声を出さなければいいんだよ」
窓を開けると師走の冷たい空気と隣の会社の男たちの声が浴室に入ってきた
「久美ちゃんにクリスマスプレゼントを用意してあるんだ」
床に横たわり寒さで震え続ける私にの目の前に置かれたのは蝋燭といちじく浣腸
今から何が始まるのか…恐ろしさとおぞましさで身体の震えが止まった。
(進行形の草稿です)
※素人が書いたフィクションなので細かいことはご容赦ください。